朝の一杯がないと、1日が始まらない。
そんな私が、なんとなくコーヒーをやめてみました。
スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
きっかけは、“これ、なんとなく飲んでいる?”という気づきです。
それなら、なんとなく辞めてみてもいいのでは?と思ってしまったのです。
それに、少しのカフェインは体にいいと思い込んでいたけれど、白髪への影響があるかもという情報を目にしたのもきっかけの一つです。
この記事では、コーヒー断ちを1ヶ月実践したリアルな変化と、カフェインが白髪や頭痛、肝臓に与える影響を、最新情報と合わせてまとめています。
「コーヒーをやめたらどうなる?」
えー!どうなる?どうなる?
見ていきましょう!
コーヒーのデメリットとカフェインの落とし穴
コーヒーはアロマ効果も高く、リラックスするのにもってこいの素晴らしい飲み物です。
けれど、その「毎日のご褒美」が知らず知らずのうちに体を疲れさせているかもしれません。
ここでは、実際に私が調べて実感した“コーヒーの裏側”をお伝えしていきます。
白髪が増えるって本当?カフェインとメラニンの関係
「コーヒーの飲み過ぎが白髪の増加を加速させる」――そんな見解もあるんです。
白髪の原因は、毛根でメラニン色素を作る酵素「チロシナーゼ」がうまく働かなくなること。
コーヒーをドリップするときに発生する過酸化水素という物質が、このチロシナーゼの働きを弱めてしまうのです。
過酸化水素は、漂白剤やヘアカラーにも使われる“脱色成分”、つまり、飲みすぎれば髪の色素を作る力が落ちる可能性があるというわけですね。
☕️関連記事👉【白髪が増える原因は老化だけじゃない!抜く前にメカニズムを知ろう】
頭がシャキッとする仕組みと依存のはじまり
コーヒーのカフェインは、脳の中枢神経を刺激して交感神経を優位にします。
これがいわゆる「目が覚める」感覚の正体です。
朝ごはんをしっかり食べてからの一杯ならまだしも、寝覚めにコーヒー、なんていう習慣の人は「コーヒーなしでは頭が働かない体」になってしまうことも。
それとは別に、コーヒーの香りでリラックス効果をもたらすα波も刺激されるので、少し気分を上げる“ご褒美”としては最高であるともいえます。
頼りすぎると自力でスイッチを入れられない脳になる可能性がある、という自覚を持ちましょう。
利尿作用はデトックスだけじゃない
カフェインには利尿作用があります。
カフェインにより交感神経が刺激され腎臓の血管が拡張します。すると、血液ろ過量が増えるので、それに伴って尿の生成量が増えるのです。
老廃物を排出するにはよいのですが、度が過ぎるとミネラルやビタミンまで流れ出ることもあります。
排出量が摂取量を上回ると、脱水症状を起こすおそれもあるので、お水代わりにコーヒーばかりを飲む習慣がある方は要注意です。
肝臓には良くても胃には刺激が強い
コーヒーに含まれるポリフェノール「クロロゲン酸」は抗酸化作用があり、肝臓を守る働きもあるとされています。
しかし同時に、胃酸の分泌を促すという側面も。
空腹時に飲むと胸焼けや胃もたれを感じやすくなるのです。
どうしても起きたてのブラックコーヒーがやめられない人は、ミルクを加えたカフェオレや食後の一杯のほうが胃にやさしくておすすめです。
コーヒーで頭痛が治る?それとも引き起こす?
カフェインによって交感神経が刺激されることで、血管が収縮する作用というのもあります。
「コーヒーを飲んだら頭痛が治った」
ということもよく聞きますが、血管拡張によって起こる片頭痛を、コーヒーのカフェインで無理やり血管収縮させて緩和している状態、ともいえます。
常用すると、コーヒーを切らした途端に頭痛が再発することも。
コーヒーが頭痛を治しているのではなく「抑えているだけ」という状態だったわけです。
☕️関連記事👉カフェイン断ちによる離脱症状はなぜ起きる?10日で強力な耐性が!?
コーヒー断ちで起こった体と心の変化【実体験】

なんとなく始めたコーヒー断ちですが、想像以上に体が反応しました。
1日に何杯も飲んでいたのならまだわかりますが、1日一杯ですよ!?
それでもいろんな変化が現れるのですね。
白髪に関しては、元々そんなに生えてないので分かりにくいのですが、この歳にしては増えない実感はあります。50歳に手が届くってやつですが。
ここでは、さらに私のリアルな「コーヒー断ち記録」を記していきます。
頭が働かない!?覚醒効果の偉大さを知る
私は寝覚めでコーヒーを欲するという習慣はなかったですが、1日のうちで気分をほぐす時間を確保するためにコーヒーを飲んでいたと思います。
家事やデスクワークをこなす毎日の中で、ふっと息抜きをする時間ですね。とても大切です。
しかし実は「なんか気分が上がらない、いいアイデアが浮かんでこない」そんなマイナスマインドからの脱却にコーヒーを利用しているところもあったのです。
そしてそれに一杯のコーヒーはよく応えてくれました。
コーヒーブレイクの後にスラスラと文章が書けたり、マルチタスクをスムーズにこなせたり、何かしらの覚醒効果がありました。
これ、水やノンカフェインドリンクでは叶わないことでしょうね。
「私はあの一杯でテンションを上げていたのだな」と気付きました。
まさかの離脱症状、頭痛との戦い
コーヒー断ちでいちばん困ったのは頭痛です。これはすぐに現れました。
元々ほとんど頭痛が起きない体質なのですが、カフェインの離脱による血管の拡張で、ズキズキズンドコとした痛みが起きました。
気圧や疲労のせいではなかった…そう、久々にコーヒーを飲んだ日だけスッと治るんです。
見事なコーヒー断ちの反動ですね。
☕️関連記事👉離脱症状がつらい【カフェイン断ち】を快適に実行するための3つのこと
毎日何杯もコーヒーを飲む人は、急に辞めるのではなく一杯ずつゆっくり減らしていきましょう。離脱症状を侮っては継続が難しくなるので。
頭痛はあるけど体が軽い
コーヒーを断って1ヶ月ほど経つと、やっと体が軽い感覚になります。
気分のムラが減るというか、恒常性を保てるという感じですね。
これこそが本来の健康な状態ともいえるのではないでしょうか。
上がり下がりがあると刺激的だし、自分自身のポテンシャルまで上がったように感じることもあるかもしれません。
でも、そのままの穏やかで平坦な自分がなんと心地いいのか、そんな発見もありました。
そして、たまに午後にコーヒーを飲むと、寝入りが悪いなと感じます。
離脱症状の期間は人それぞれだと思いますが、私の場合は1ヶ月も続かなかったです。
まとめ|“コーヒーを飲まない自由”で生活リズムを取り戻す
中毒性があるといわれるコーヒーですが、完全にやめる必要はありませんし、私もたまに飲む美味しいコーヒーを楽しんでいます。
ただ、
- 白髪が気になってきた
- 眠りが浅い
- 朝コーヒーを飲まないと動けない
そんな方は、一度“コーヒーを飲まない自由”を味わってみませんか?
そこには少し苦しい症状や、我慢との戦いになることもあるでしょう。
けれど、体の声を聞けるという副産物もあります。
いきなりゼロにせず、1日1杯→2日に1杯と減らすだけでも体は変わるはずです。
コーヒーを飲まないというのも自由なんだ、と気づけたらきっと心に余白ができて、暮らしの何かが豊かになると思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。