ー本記事は旧ブログ2019年8月3日の内容をもとに、2025年版に更新していますー
「キリストの御手」と呼ばれるほどの癒しの力を持つとされるひまし油(キャスターオイル)。
自然療法家エドガー・ケイシーもこのオイルを重視し、
「小さじ1杯のひまし油には、ひとつの祈りと同じほどの神性が宿る」
と語ったといいます。
あなたの家にひまし油はありますか?スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
今日は、そんな神秘的なオイル「ひまし油」について、私自身の使用体験も交えながら効果・使い方・選び方・注意点をわかりやすく整理しました。
知らなくても生きてはいけますが、知ったら「日常ケアのレベルが確実に上がる」——そんな一本のオイルについて。
ぜひ一緒に見ていきましょう。
ひまし油とは?その働きと注目される理由
ひまし油は「トウゴマ(Castor)」の種子から採れる植物油で、主成分は80%以上を占めるリシノール酸です。
この成分が、体の排泄機能を高めたり炎症を和らげたりと、多彩な効果をもたらします。
他の植物油脂に比べてとても粘度が高く、独特の香りがあり「キャスターオイル」と呼ばれることもあります。
昔の日本では「天然の下剤」として薬局にも置かれていましたが、近年はスキンケア・ヘアケア・温湿布など外用オイルとしての人気が高まっています。
ひまし油の主な効果と使い方
1. デトックス・排出を促す
ひまし油の最大の特徴は、毒素を外へ出す力です。
リシノール酸がリンパ系に働きかけ、老廃物の排出を促します。
- 胃腸にたまった不要物の排出
- 肝臓や胆のうの働きをサポート
- 婦人科系の滞り(卵巣・子宮周辺)を緩和
温湿布(ひまし油パック)を腹部に行うと体がポカポカと温まり、翌日のお通じが軽くなる方も多いです。
🔹 おすすめ:ひまし油温湿布のやり方
- フランネル布やコットンにオイルをたっぷりしみ込ませる
- お腹や肝臓のあたりに貼る
- その上からラップ→温めた湯たんぽをのせて1時間
体がゆるみ、眠りの質も良くなると感じます。
2. 育毛・まつ毛ケアへの応用
古代エジプトのクレオパトラもまつ毛ケアに使っていたというひまし油。
粘度が高く保湿力に優れており、毛根をやさしく包み込んで血行を促進します。
- まつ毛美容液として寝る前に綿棒で塗布
- 頭皮マッサージで抜け毛予防
- 眉毛や髪のツヤ出しにも◎
✅ 使用ポイント
・少量を手に取り、温めてからマッサージする
・洗い流す場合は、ぬるま湯+やさしいシャンプーで
最新の研究でも、「保湿と血流促進による健やかな毛髪環境づくり」として有効性が報告されています。
3. 便秘解消と腸のリズムを整える
昔は下剤として飲用されていましたが、
現在は経口摂取は推奨されていません(※強い作用のため)。
代わりに、お腹に温湿布をすることで自然な排泄を促すことができます。
薬に頼らず、やさしく整えるケアとしておすすめです。
4. 炎症を抑える・痛みを和らげる
関節炎や筋肉痛、肩こりなどに悩む方にも◎。
ひまし油マッサージは、体を芯から温めて血流を改善します。
- 肩や腰、ひざなどの痛みに塗布
- 目の疲れには目の周囲に少量をなじませる
自然な香りでリラックス効果もあり、「セルフ整体オイル」として使っている人も多いです。
コツとして、骨に沿ってオイルマッサージをすると、思いのほか早く痛みが取れることもあるとか。
5. 抗菌・ニキビ・イボケアにも
ひまし油には抗菌性があり、軽い擦り傷や吹き出物にも使えます。
- ニキビ・炎症を抑える
- イボやざらつきがポロっと取れることも
- 傷跡の回復を助ける
体にできたイボやブツブツの異物は、排泄しきれなかった壊れた細胞の老廃物だという説もあります。
その異物に対してひまし油を処方すれば、ある程度の時間が経つとポロッと剥がれ落ちていくといいます。
6. 保湿&美肌効果|乾燥を防ぐ使い方
高い粘性と浸透力で、乾燥肌や髪のパサつきにおすすめです。
- 夜のスキンケアでブースター的に使用
- 髪の毛先に少量をなじませる
- ハンドクリーム代わりにもOK
翌朝、肌のもっちり感に驚く人も多いです。
オイルというより「天然の美容液」といえる存在。
ひまし油の選び方|品質で効果が変わる!
ひまし油は、どれを選ぶかで効果にも肌への負担にも大きな差が出ます。
「なんとなく安いから」ではなく、製法・成分・保存性をしっかりチェックして選びましょう。
低温圧搾(コールドプレス)・オーガニック製法を選ぶ理由
最も大事なのは「どうやって搾られたか」です。
高温抽出ではオイルが酸化しやすく、せっかくのリシノール酸やビタミンEが壊れてしまいます。
一方、**低温圧搾(コールドプレス)**は時間をかけて丁寧に搾油されるため、有効成分をそのままキープ。
肌や髪に安心して使えます。
また、農薬や化学肥料を使わず育てられたオーガニック認証付きのものを選ぶと安心です。
特におすすめなのは「エコサート認証」や「USDAオーガニック」など、国際基準を満たす製品です。
未精製タイプと精製タイプの違いを知る
ひまし油には「未精製タイプ」と「精製タイプ」があります。
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 未精製(ピュア) | 成分が濃く、栄養豊富。香りがやや強め。 | 肌が丈夫な人、濃いケアをしたい人 |
| 精製タイプ | 不純物を取り除き、無臭でさらっとした質感。 | 敏感肌、子どもや初めての人 |
スキンケアやまつ毛ケアには精製タイプ、
温湿布やマッサージには未精製タイプ、と使い分けるのが理想です。
ボトル素材と保存性にも注目
意外と見落とされがちなのが「容器の素材」です。
ひまし油は酸化しやすいため、遮光ガラス瓶に入っている製品がベストです。
プラスチック容器だと
- ニオイ移り
- 紫外線による劣化
- 成分の変質
が起きやすくなります。
購入時は「アンバー(茶色)ガラスボトル」かどうかを確認しておきましょう。
信頼できるブランドを選ぶポイント
2025年現在、国内外の多くのブランドがひまし油を販売しています。
なかでも次のような条件を満たすメーカーがおすすめです。
- 成分表示が明確で「リシノール酸○%」などが記載されている
- 「コールドプレス」「ヘキサンフリー」と明記
- オーガニック認証を取得している
価格だけでなく、製造背景や品質基準を公表しているかどうかが信頼の分かれ目です。
使い切れるサイズを選ぶ
ひまし油は酸化しやすく、開封後3か月以内が使用の目安。
大容量を買って余らせるより、250ml前後の中サイズを選ぶのがベストです。
頻繁に開け閉めするよりも、必要な分を小分けボトルに移して使うと鮮度を保ちやすいです。
💡 保存のコツ
・直射日光を避けて冷暗所に保管
・使うたびにキャップをしっかり閉める
・開封日をラベルにメモしておく
このように、ひまし油は「どれを選ぶか」で結果が変わるオイルです。
質のよいものを選べば、肌にも髪にも負担が少なく、安心して長く続けられます。
私が今まで使ってきて良かったものや、上記の条件を程よく満たしているひまし油のリンクを貼っておきます。
参考にしながら、ご自身の感性で選んでみてください。
🌿おすすめ商品例(2025年現在)
エドガー・ケイシー関連で調べて最初に使ったもの。容器も使いやすくとても良かったです。
こちらも解説やアフターフォローが充実していて温熱パッドにも利用しました。
製法や認証がしっかりしていて安心感がある商品ですね。
使用上の注意点|安全に使うために
ひまし油は自然の恵みそのものですが、使い方を誤るとトラブルの原因にもなります。
安心して使うために、使用前の確認・体調・保管方法の3点を押さえましょう。
使う前に必ずパッチテストを
初めて使うときは、二の腕の内側などに少量を塗って24時間様子を見ます。
赤み・かゆみ・ヒリつきが出なければ問題ありません。
特に、未精製タイプのひまし油は成分が濃いため、敏感肌や乾燥が強い人は少量から始めましょう。
💡 ポイント
・顔やデリケートゾーンは最後にテストする
・精製タイプから始めると安心
妊娠中・生理中・小さな子どもは控える
ひまし油には子宮を収縮させる作用があるため、妊娠中・生理中・3歳未満の子どもへの使用は避けましょう。
また、消化器系に疾患がある方(潰瘍や過敏性腸症候群など)は、マッサージであっても使用前に医師に相談するのが安全です。
⚠️ 注意
医療現場では、陣痛促進剤としてひまし油が使われるケースもあるため、自己判断は禁物です。
酸化を防ぐための保管方法
ひまし油は酸化しやすいオイルです。
使うたびに空気に触れることで変質し、肌トラブルを起こすこともあります。
- 開封後は 3か月以内 に使い切る
- 直射日光・高温多湿を避ける
- 遮光ガラス瓶に入ったものを選ぶ
- 冷蔵庫ではなく冷暗所で保管
💡 ひと工夫
使うたびに「スポイト」や「小分け瓶」を利用すると、酸化スピードを抑えられます。
使用量と頻度の目安
「たくさん塗れば効く」というものではありません。
ひまし油は粘度が高いので、ほんの数滴で十分に効果があります。
- スキンケア:1〜2滴を掌で温めてから顔全体に
- ヘアケア:毛先中心に薄くなじませる
- 温湿布:布が湿る程度でOK
過剰に使うとベタつきや酸化臭の原因になるため、控えめがちょうどいいです。
まとめ:ひまし油は“万能オイル”の名にふさわしい
ひまし油、聞き慣れない人も多いかもしれないこの不思議なオイル。
けれど、トウゴマという植物の秘めた力は、古代エジプトの人々にも知られていました。
「ひまし油が家にあるという方、素晴らしいですね」
そんなことを言う医師もいるほどって、まさに万能オイルの名にふさわしいですね。
ひまし油は酸化しやすいので扱いには注意が必要ですが、使ううちに体がじんわり整っていく実感が得られると思います。
最初は「スキンケア・ヘアケア」から始めて、慣れてきたら温湿布ケアを取り入れてみてください。
現代人は誰しも“デトックス不足”と言われる今、外からも内からも、ひまし油の力を上手に借りてみてはいかがでしょうか。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ひまし油の関連記事もご一緒にどうぞ。
👉ひまし油は温湿布だけじゃない!髪や肌どこでも簡単に使える万能オイル
👉 【注意】ひまし油パックで肌に炎症!? 好転反応とアレルギーの違いとは
👉ひまし油湿布のデメリットを解消した【簡単ヒマシ油パック】これはおすすめ!

